5月3日(祝)この日神戸市内3つ目の美術館に向かう。兵庫県立美術館の「富岡鉄斎展」のチケットは3月中に京都市内の金券ショップで入手していた。券面には招待券/非売品の文字が・・・ 当日券は1300円だが、その6掛けぐらいで買った気がする。会期は5月8日までで、GW中に行こうともくろんでいた。 http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1603/index.html
阪急御影からだと同じ阪急で王子公園まで行き「ミュージアムロード」を下った方が楽そうなので、再び阪急電車で三宮方面に・・・ 王子公園駅を浜側に出たのは良いが、地図をしっかり見ずに適当に歩いたので結局「ミュージアムロード」ではなく町中の細い道を下る。失敗だったのは、道路がJR線の手前で途切れて少し上り坂になったこと。とはいえ何となくの土地勘?で阪神岩屋あたりにたどり着く。ここからは海側に下っていくが、結構距離がある。たしか県立美術館は二度目だ。この日は朝から曇り空だったが、3時半ごろになってポツポツと雨が降り出した。折りたたみ傘を持っていたのだが、風が強いので途中で傘をたたみ、雨に濡れながら歩く。ようやく建物にたどり着いたのだが、この美術館は結構広くて、展示会場に入るのに時間が掛かる。
鉄斎展は大きな階段を上ったところが入り口。広い展示会場に入ると富士山を描いた大作などが並んでる。多くは縁の清荒神清澄寺の鉄斎美術館からの出展だが、それ以外にもあちこちから作品が集められていて、目を引いたのが「蝦夷人図屏風」(明治25年:個人蔵)、色鮮やかに当時の風俗が描かれているが、実際に鉄斎がその目で見て描いたかは??とのこと。
あと「雲龍図」と「猛虎図」、この辺りは以前に他の場所で見たかも知れない。山水画もいいですね。書では「雪・月・花・茶詩書」、「月」が象形文字になっていて面白い。
生誕180年記念の回顧展とのこと。盛りだくさんで見て回るうちに満腹になり、ゲップが出そうになる(失礼!)。ほとんど会期末だが、こんな展示会なら前期展示も見ておきたかった、と後悔するが、仕方の無いことである。鉄斎展自体は1時間ほどで回っただろうか?
続けて2階に降り、小磯良平や金山平三の絵を見る。小磯の「T嬢の像」を初めて見た。大正15年、東京美術学校在学中に帝展で特選を獲った作品らしいが、当時としては衝撃的な作品ではなかったか、と思う。和服姿のT嬢が洋画で描かれていて美しい。
http://www.holbein-artistnavi.com/artnews/imgfile/2010/04/002.jpg
1Fの「中西勝展」はさらっと見て美術館を出る。午後6時まで開館しているので今日の一番後回しにしたのだが正解。雨は上がったような、しかし風は相変わらず強い。阪神岩屋駅から三宮に出る。用事を済まそうとセンター街に向かうと6時前だったが人出は多かった。GWのまっただ中だし、当たり前だよね。
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